G♡I こども体育くらぶ会員各位
感染対策のひとつ「マスク着用」の是非ついて、当くらぶでは以下のように方針を立てております。
大きく分けますと3つあります。長文となりますが、ご容赦ください。
当くらぶでは、コロナ感染に対して軽視しているわけではなく、熱中症も同じ程度で命に関わる症状であると、運動指導の専門家として考えています。
また、このような状況下においても、お子さまの健全な発育・発達・学習が進んでいくように専門家としての見解もあります。
1)コロナ感染について
2)熱中症について
3)子どもの健全な成長について
この3つの観点でお伝えいたします。
1)コロナ感染について
コロナ感染に対しては、命に関わる可能性がある・後遺症の可能性があるなどの情報も当然ですが、確認しております。この感染(クラスターを含む)が、当くらぶを環境媒体として起きないように、会員の皆様には不定期ではありますが、以下のようにご案内しております。
〇体調がすぐれない場合お休みされてください
〇感染防止のため教室前後は極力マスク着用
〇教室中はマスク着用はされなくても大丈夫です
〇教室中のリーダーのマスク着用は必要に応じて行います
※子どもは口の動きなどをみて理解判断するため
〇蜜を避けるため教室のスムーズな入替にご協力ください
※教室内にて着替えをしない
※教室内にてお迎え待機をしない
〇近しい方や場所で感染者が出た場合、ご相談ください
換気や消毒なども十分に徹底して実施しております。
対策は以下のサイトを参考にしながら取り組んでおります。
■内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室
https://corona.go.jp/
対策による成果もありまして、今日現在までに当くらぶを環境媒体としたコロナ感染は1件も起きておりません。
これは、たまたまかもしれませんし、これから起きないという確証もありません。
2)熱中症について
関係各所が発信する指針を参考にしながら、慎重に対応しています。
こちらの指針など、ご存じのものもあるかと思いますが、当くらぶが運営にあたり、参考にしている指針は以下の通りです。
■厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/nettyuu_taisaku/corona.html
■文部科学省
https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/hakusho/nc/jsa_00011.html
運動時のマスク着用におけるリスクを考慮し、上記のような指針を発表しています。
また、こちらも耳にされたことがあるかと思いますが、マスクを着用して運動を行った際の事例についてです。
■マスク着用での運動実施における事例
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021052700783&g=soc
■マスク着用での運動実施における見解
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e693679667a2494a786894d73f064e5d4f0a926?page=1
因果関係については不明とされていますが、このような指針や事例をもとにして、マスク着用に対してのリスクを熟考しております。
運動指導の専門家として、安全管理を目的とし、熱中症発生リスクをより軽減することも役割及び責任として捉えております。
その根拠として以下の指針を参考にしております。
■環境省
https://www.wbgt.env.go.jp/heatillness.php
これによると、その時の環境・体調・行動の3つ要因によって引き起こされると提示してあり、運動実施時中に十分配慮するべきだと私たちは解釈しております。
熱中症発生数などについては、同省のデータを参考にしております。
■環境省
https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/manual/heatillness_manual_1-3.pdf
これらは、子どもたちのみならず、指導にあたるリーダーも同様となります。私どもの安全面も考慮する必要もあることをご理解ください。
幸いにも当くらぶでは、過去熱中症も一度も起きておりません。これもたまたまかもしれませんし、これから起きないという確証もありません。起きないように配慮していくように考えております。
熱中症は夏季に関わらず、年間通して発生する可能性がありますので、その点も踏まえて考えております。
3)子どもの健全な成長について
子どもたちは、相手の表情を見て、言葉と感情の関連性を学んでいきます。
具体的には聴覚情報(声のトーンなど)と視覚情報(目や口、手振り身振りなど)をすり合わせ、相手の意図や感情を汲み取ること、自分の意思や感情を相手に伝えることを学習していきます。
この直接的なコミュニケーションを通し、対人関係スキルの基礎を身につけていきます。この基礎が出来上がるのが幼児期から児童期にかけてと考えられています。
そのため、当くらぶでは、子どもたちの社会に適応するための基礎的な能力と定義している「社会性」を身につけていくためには、非言語コミュニケーションとしての視覚情報も重要と考え、直接的なコミュニケーションを図るうえで、マスクの着用を状況に応じて変えております。
この力を身につけないままに、成長が進んでいくと成人し、社会に出たときに周囲の人や会社環境などに適応できないままになってしまう可能性があります。未来を見据えたときに、今が大切であると考えますとマスク着用の是非に繋がってきます。
この3つの理由により、指導者及び子どもたちのマスク着用の是非を含む包括的な対策について慎重に対応している次第です。
コロナ感染についても、熱中症発生リスクについても、子どもたちの健全な成長についても、大切なお子さまをお預かりしている以上、十分に配慮しなければならないことであると重責の念を持っております。
一方では、コロナ感染を気にされる方、コロナ感染よりも熱中症を気にされる方、子どもの成長を第一に考えてリスクを把握されたうえで通っていただいている方など、100数十名会員の方がいらっしゃるので、価値観や目的など本当に様々です。
全ての方にご満足いただける方針などをご提示することが、一番だと考えているのですが、なかなか難しいということもご理解いただけますと幸いです。
また、教室の開催自体についても是非が問われるかと思います。私どもの事業においては、休業補償などもなく、休業した場合には私ども自身の生活が脅かされてしまいます。この視点から開催を見合わせるという判断には至らないということは、どうぞご理解ください。
当くらぶは教室運営形態上、どうしても人が集まります。前述したように、感染対策を徹底するようにしてはいますが、そのリスクはゼロではありません。これをご理解の上、通っていただければ幸いです。
(表現の仕方が適正ではないかもしれませんが、リスクをお伝えしておりますので、仮に罹患した場合においては、自己の判断・責任によるものであるとお考えください。)
こうしたことからコロナ禍の状況を鑑みて、ご心配をされるようでしたら、休会もしくは退会をご検討いただくことが安心につながるかと思いますので、ご検討ください。ご希望をご連絡いただければ、早々に対応させていただきます。
かなり長文となり、申し訳ござません。
皆様に安心安全な環境をご用意し、お子さまたちの成長の場となれるよう、最大努力を講じます。
全体のバランスを俯瞰的に捉えていくと、こういった方針がベターであると考えておりますので、ご納得とまではいかないかもしれませんが、ご理解いただけますと幸いです。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
G♡I こども体育くらぶ代表
竹原亮紀
コメント